注文住宅の諸費用はいくらかかる？項目別相場と抑えるためのポイントを解説

注文住宅の建築を検討している方へ、資金計画は順調に進んでいますか。
注文住宅は自由設計で自分好みの家を建てられる反面、資金計画が複雑で、どれくらい費用がかかるのか不安に感じる方も多いのではないでしょうか。

 

この記事では、注文住宅の建築にかかる諸費用について、項目別に詳しく解説します。
土地や住宅の価格以外に、一体どんな費用がかかるのか、それぞれの項目の相場を具体的に示しながら、わかりやすく説明します。

 

さらに、諸費用を安く抑えるためのポイントも紹介しますので、ぜひ最後まで読んで、注文住宅の資金計画を立ててみてください。

 

注文住宅の諸費用とは？

 

注文住宅の諸費用とは、土地や住宅の価格以外にかかる付随的な費用です。
具体的には、住宅ローン費用、登記費用、仲介手数料などが含まれます。
これらの費用は、住宅ローンでまかなうことは難しく、現金での支払いが基本となります。
そのため、注文住宅の建築を検討する際は、諸費用の存在をしっかりと把握し、余裕を持った資金計画を立てることが重要です。

注文住宅の諸費用項目別相場

 

注文住宅の諸費用は、大きく分けて、土地購入時、建物建築時、住宅ローン契約時などに発生します。
それぞれの項目における費用と相場を具体的に解説することで、読者が自身の住宅購入における諸費用の目安を掴みやすくなるでしょう。

 

1:土地購入時にかかる諸費用

 

土地購入にかかる諸費用には、仲介手数料、登記費用、解体費用、固定資産税・都市計画税、印紙税などがあります。

 

・仲介手数料
土地を仲介してくれた不動産会社に対して支払う手数料です。
売買価格によって上限が異なります。
例えば、売買価格が200万円以下の場合は、物件価格の5%に消費税を加えた金額が手数料となります。

 

・登記費用
所有権移転登記に必要な登録免許税です。
土地の評価額の1.5%が目安となります。

ローンを組む場合は、借入額に対して抵当権設定登記も必要になります。

 

・解体費用
古家を撤去する場合にかかる費用です。
建物の大きさや構造によって大きく異なりますが、150万円から300万円程度が相場です。

 

・固定資産税・都市計画税
土地を購入した際に、毎年支払う必要のある税金です。
土地の評価額の半分に3%をかけた金額が目安となります。

 

・印紙税
土地の売買契約書に貼る印紙代です。
土地の価格によって異なりますが、1,000万円から5,000万円の土地の場合は1万円が目安となります。

 

2:建物建築時にかかる諸費用

 

注文住宅の建築時には、地盤補強費、確認申請費用、設計監理費用、建築確認検査費用、構造計算費用、消費税、火災保険料など、さまざまな費用が発生します。

 

・地盤補強費
地盤改良が必要と判断された場合にかかる費用です。
地盤調査の結果によって金額が大きく変わります。

 

・確認申請費用
建築確認申請を行う際に必要な費用です。

 

・設計監理費用
設計事務所に支払う設計監理料です。

 

・建築確認検査費用
建築確認検査を行う際に必要な費用です。

 

・構造計算費用
構造計算を行う際に必要な費用です。

 

・消費税
注文住宅の建築費用には、消費税がかかります。

 

・火災保険料
火災保険に加入する際に必要な費用です。

 

3:住宅ローン契約時にかかる諸費用

 

住宅ローン契約時にかかる諸費用には、保証料、事務手数料、登録免許税などがあります。

 

・保証料
住宅ローンの返済が滞った場合に、保証会社が代わりに返済してくれる保証料です。

 

・事務手数料
住宅ローンを借り入れる際に、金融機関が徴収する手数料です。

 

・登録免許税
抵当権設定登記を行う際に必要な登録免許税です。

 

まとめ

 

注文住宅の諸費用は、土地購入時、建物建築時、住宅ローン契約時などに発生し、項目によって金額が大きく異なります。
この記事では、それぞれの項目における費用と相場を具体的に解説しました。
注文住宅の建築を検討する際は、これらの諸費用をしっかりと把握し、余裕を持った資金計画を立てることが大切です。

 

また、諸費用を安く抑えるためには、土地や住宅の選び方、住宅ローンの選び方など、さまざまな工夫が必要です。
この記事を参考に、自分にとって最適な資金計画を立てて、注文住宅の夢を叶えてください。